日時:平成29年11月30日(木)13:30~16:30
場所:北海道庁赤レンガ庁舎(2F1号会議室)
プログラム
- 13:30 開会挨拶
主催者挨拶 北海道大学総長 名和 豊春
共催者挨拶 北海道副知事 辻 泰弘 - 13:50 基調講演
農林水産省大臣官房技術総括審議官・北海道大学客員教授 別所 智博
株式会社セコマ 代表取締役社長 丸谷 智保
北海道大学大学院副農学研究院長・教授
内閣府戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)次世代農林水産業創造技術PD
野口 伸 - 15:00 パネルディスカッション
パネリスト
よつ葉乳業株式会社 林田 裕之/株式会社ニッコー 千葉 繁生/株式会社道銀地域総合研究所 浦田 祥範/農業・食品産業技術総合研究機構北海道立総合研究機構 塩谷 和正/北海道立総合研究機構 竹内 徹/北海道大学工学研究院長 増田 隆夫
モデレーター北海道大学副工学研究院長 瀬戸口 剛
今後の展望について
北海道大学農学研究院長 横田 篤
北海道大学水産科学研究院長 安井 肇 - 16:30 閉会挨拶
北海道大学理事・副学長 西井 準治
報告
北海道大学と北海道は11月30日、札幌市にある北海道庁赤レンガ庁舎で「次世代の農林水産工学の連携を考える ロバスト農林水産工学フォーラム」を開催しました。
同フォーラムは、「ロバスト農林水産工学科学技術先導研究会」の取り組みの一環として行いました。
この研究会は、現場のニーズと研究シーズのマッチングを行うためのプラットフォーム作りが重要であると考え、道内の大学や研究機関、企業、自治体などが、産業分野や専門領域を超え、情報共有や社会問題の解決に繋げることを目的とし、2017年5月に設立しました。
フォーラムには、関係団体や企業など、道内外から約180人が参加し、北海道大学名和豊春総長、北海道庁辻泰弘副知事からの挨拶や、産学官から其々講演者3人を招いた基調講演と、パネリスト6人によるパネルディスカッションで会場は盛り上がりをみせました。
基調講演では、株式会社セコマ代表取締役社長丸谷智保氏が「食品産業は製造ロスを最小限に抑え、廃棄物をいかに減らすかが課題となっている。食品トレイの原料などの研究開発も必要だ。農村では物流やエネルギーの課題もあり、各分野を繋ぐプラットフォームの構築が重要である」と強調しました。
今後、同研究会は、人口減少や高齢化社会、一次産業の担い手不足など、社会問題となっている事柄に対して、現場ニーズを捉えた産学官の連携から、技術革新に繋がる研究プロジェクトの実現を目指していく考えです。