ニュース・イベント
2018年10月19日

10ロバスト農林水産工学「科学技術先導研究会」

2018年10月19日

報告/Report

 10月19日(金),北海道大学水産科学研究院管理研究棟大会議室において,第10回ロバスト農林水産工学「科学技術先導研究会」が開催されました。本学のロバスト農林水産工学国際連携研究教育拠点事業では,農林水産業すべての分野のロバスト化への貢献を目指しています。今回は水産のロバスト化に焦点をあて,函館の水産科学研究院で研究会を開催する運びとなりました。本研究会には行政機関,農林水産業の関連団体,民間企業,学生を含め約50名が参加しました。

 最初に,木村暢夫水産科学研究院長が開会挨拶を行い,増田隆夫工学研究院長がロバスト農林水産工学国際連携研究教育拠点事業の趣旨説明を行いました。

 次に,水産科学研究院の足立伸次教授から,北海道鹿追町ほかにおけるチョウザメ養殖の展開について,農学研究院の小関成樹准教授から,農産物・食品の品質と安全性の両立を実現するための取組みについて発表がありました。続いて,水産科学研究院の大木淳之准教授から,海中を見ることから始める海の利用について,工学研究院の森 太郎准教授から,積雪寒冷地の温室における室内環境の維持について研究シーズの発表がありました。

 その後,水産科学研究院先端環境制御実験棟でラボツアーが行われました。屋内では,音響水槽等を配置した「技術開発実験ゾーン」や,水温や日照時間の長さを制御できる「環境制御実験ゾーン」等を見学しました。屋外ではチョウザメ等を飼育する「屋外水槽スペース」を見学しました。

 研究会会場に戻り,ロバスト農林水産工学「科学技術先導研究会」の今後の展開について,瀬戸口剛工学研究院副研究院長が説明を行いました。

 最後に,横田 篤農学研究院長の閉会挨拶により,本研究会は盛会裡に終了しました。その後,同会場で行った名刺交換会では,参加者が講演者に熱心に質問したり,参加者同士が活発に交流をはかる様子が見られました。

 

その他/Others