ロバスト連携プロジェクト

北海道大学のスペクトル計測技術による「革新的リモートセンシング事業」創生

令和元年度「地域イノベーション・エコシステム形成プログラム」
北海道大学のスペクトル計測技術による「革新的リモートセンシング 事業」の創成
〜 スペクトルライブラリーの構築による次世代農業へのブレークスルー 〜

2019年8月2日
文部科学省の「地域イノベーション・エコシステム形成プログラム」に、北海道と北海道大学が共同で提案していた「北海道大学のスペクトル計測技術による「革新的リモートセンシング事業」の創成」が採択され、北海道が支援対象地域として決定されました。

事業概要

北海道大学のスペクトル計測技術を活用した

  1. 北海道の主要農作物の生育診断技術の開発
  2. プランテーション作物の病害虫診断技術の開発

現在の衛星やドローンによるリモートセンシングは、詳細なスペクトルの情報が失われて
いるために、十分な精度や頻度で農場をモニタリングできていません。北海道大学が有
するスペクトル計測技術を応用することで、植物のスペクトルのデータベース「スペクト
ルライブラリー」を従来とは桁違いの高効率で構築することができます。このスペクトルラ
イブラリーを農業分野における作物の生育や病害虫診断などに実装することで、次世代
スマート農業へのブレークスルーを引き起こします。さらに広く多彩な分野における高度
なリモートセンシングへの応用も視野に入れ、ハイインパクトな事業化に挑みます。

本事業は、スペクトル及び圃場状態の計測技術を持つ大学・企業と、IT 技術を持つ企業、農業従事者につながる企業などからなる、北海道衛星データ利用ビジネス創出協議会(事務局:北海道)のプロジェクトチームと連携して実施するとともに、こうした精密スペクトル計測に基づく高度なリモートセンシング技術の農業以外の分野への展開可能性についても、北海道衛星データ利用ビジネス創出協議会と公益財団法人北海道科学技術総合振興センター(ノーステック財団)が連携して調査を行います。

提案者

北海道大学、北海道

事業期間

令和元年(2019)年9月~令和4(2022)年3月

推進体制

事業プロデュースチーム
事業プロデューサー 高橋 幸弘 理学研究院 教授
副事業プロデューサー 佐藤 章一 佐藤ビジネスコンサルタント 代表
副事業プロデューサー 小林 伸行 ㈱スマートリンク北海道 常務取締役
中心研究者 栗原 純一 理学研究院 特任准教授
中心研究者 江丸 貴紀 工学研究院 准教授
財務担当者 畠 隆 産学・地域協働推進機構 産学連携推進本部 イノベーション創出部門 副部門長 兼 地域協働ユニット長 特任准教授
知財担当者 小野寺 晃一 産学・地域協働推進機構 産学連携推進本部 イノベーション創出部門 部門長 兼 知財・産業創出ユニット長 特任教授
地域連携 北海道
地域連携 ノーステック財団(公益財団法人北海道科学技術総合振興センター)

詳しくはこちら
https://cirsl.sci.hokudai.ac.jp/

地域イノベーション・エコシステム形成プログラムの概要(PDF)
https://www.mext.go.jp/content/1413403_1.pdf

2019年度地域イノベーション・エコシステム形成プログラムパンフレット(PDF)
https://www.mext.go.jp/content/20200117-mxt_sanchi01-1413151_00001_1.pdf

共同プロジェクト
共同プロジェクトの
概要